初投稿シリーズ⑤

小説で稼ぐ

5chで色々聞いた所、この小説は全然だめっぽいです。
あらすじが機能していないとのコトなので、適当に嘘あらすじを入れました。2秒で思いついた内容だけどまぁ、欲しいのはお金であって自己満足ではないのです。
キャラに魅力がないという指摘があったのですが、これも凄く思い当たります。面倒なのでキャラの名前も考えずそもそも殆ど出てきません。喋ったモブは2キャラだけ?
言葉が汚いという指摘も、これは普段から汚いからですね。本当に気をつけないとすぐに汚くなってしまいます。元印刷工の現無職が書いてますから。
でも!ここから巻き返して10万部売ります。頑張りますわよ!おー!🐨

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俺はカウンターのハゲに討伐証明を叩きつけた。
「こんな魔物が出てきたのはお前のせいだ!お前をギルドから追放する!」
「そ、そんな・・・そんな馬鹿な事が・・・」
ハゲが見苦しい言い訳をしてきた。
「馬鹿なことではありません」
ギルドの扉が開き、女が入ってくる。艶やかに濡れた様な黒髪、大きく張り出した胸を張り、引き締まった腰から伸びる長い脚は深いスリットから透き通る白を見せつけている。
「ハゲさん、アナタの不正は中央ギルド聖教会が監視していました。アナタの追放は決定事項です」
「あばばばばば」
ハゲは頭を光らせながら崩れ落ちた、下からの照り返しが眩しい。
「お前のやったことは、全部お見通しだ!(ドーン!)」
「ありがとうお嬢さん、お名前を教えていただけるかな?」
「はうっ!素敵なお方…、私はクリスティーナ・フォン・ストロガノフと申します。こちらこそありがとうございますわ。アナタのお陰で悪は討たれました。アナタを神聖勇者と認定します!それと今後は私が受付をさせていたきますわ、毎日来てくださいね❤」
「やったぜ」

多分こうなると妄想しながらハゲに文句を言うためにギルドへ向かう。だって強すぎたもん、あんなのが普通なら人類絶滅しちゃうよ。

「魔物ってのはそんなもんだ」
ちーがーうーだーろー!ちがうだろー!
「このハ…あんなの普通に狩って稼いでる人いるんですか?それも町で働いて2日分程度の稼ぎで?」
あぶないあぶない、汚い言葉で炎上するところだった。
「おめぇ1人で2匹いっぺんに相手したって言ったろ?それが5人で1匹相手だったらどうだとおもう?」
「そりゃあ、特別硬いわけでも無かったし、誰かが受け止められるなら槍で」
「そうだな、鎧と盾があれば少しは耐えられる。弓でもあれば牽制してるだけでいい。ハンターなら気づかれる前に先制で倒せるかもな。それを繰り返すだけだ」
ぐぅぅ。
「おめぇは思い上がってたんだよ、なんで仲間を募らなかった、なんで道具を使わなかった、なんで魔物について調べなかった。そういう事が出来ないやつは早晩馬鹿やって死んじまうんだよ」
「それはもう散々説教された後ですよ」
「ハハハ!噂のおめぇの女か!アホなお前にはしっかり尻に敷いてくれる女房があってるよ!大事にしろよ!ガハハハハ!!」
おかしい、こんなはずでは。今日はもう仕事せずに帰ろう。
「おう、帰るのか。仕事していけよ」
「昨日は服が一式駄目になっちゃってるんですよ、古着屋巡りの予定です。」
振り返らずに告げてとんずらした。
「鉄級の登録証作っとくからなー!」

(そうか、あんなのが普通なのか)
考えると凹んでしまう。
俺は弱いのだ、人より力が強いだけ、歩き疲れた娘っ子を抱き上げる事が出来なかったあの日から変わっていないのだ。
(強くなりてぇなぁ)
思うだけだ。
何をすればいいのか分からないし、日々の生活に縛られて日銭を稼ぎ続けなきゃならない。
本当に何も変わっていない。情けない男だ。

ついつい凹んでしまったが、俺は本来クレバーな男。区切りをつけて買い物に回った。
なけなしの金で丈夫そうな服を書い直し、水筒・背負い袋・火打ち石を用意した。更に腰に紐を巻き付けて石をぶら下げた。投擲用だ、俺の剛力で投げれば十分な威力が出るはずだ。……そうだ、塩を買っておこう。
この程度の事も考えなかった自分に腹が立つ。魔物でさえ知恵を使って回り込んできたのに、俺は使えもしない棒切1つで正面から戦ってしまった。
だが賢い俺は反省した。もうあんなニャンニャンにボコられたりしないぞ。
そうして準備を整え、翌日から毎日狩りに出た。

「オラオラオラァ!!」
魔物共を殴り倒す、慣れてしまえばどうという事はない。最初に出会ったのはやはりそこそこ強かった様だ。見るからに全身が変質していた、あれは既に魔物に成っていた。
通常、完全に魔物化したしたら積極的に人間を襲わないそうだ。美味しくないんだろうな、ありがたいことだ。だから魔物領域の奥が魔境になるわけだが。
とにかく俺は毎日狩りに出て境界の魔物と戦い続けた。
何日も帰らないこともザラだ。その間、俺は魔物を食っていた。もう人前で服は脱げない。

あの日、魔物に殺されかけた時、俺は頭がおかしくなっていた。
それまで追い詰められていたのに、殴って倒せると確信していた。
倒した魔物を食べるのが当然だと思っていた。
食べた。毒ではなかったのか?それとも俺に耐性があるだけなのか?何にしろ俺はあの2匹を殆ど食べてしまった。毒じゃなかったとしても尋常な量ではない。
毒ではなかったが平気では無かった。食べ続けている内に俺は変質してしまった。魔物のなりかけだ。
思えば最初に食べた時は傷を治すのにエネルギーが使われていたんじゃないだろうか。
あの時に止めておけばよかったのに、魔物肉は美味すぎたんだ。
完全に魔物になる前に、きちんとお別れをしよう。

5日振りに戻った町は異様な雰囲気に包まれていた。娘っ子が頭によぎったがまずはギルドに急いだ。

「こんにちは、討伐証明です。換金お願いします」
「おう、来たか間に合ったな。状況は知ってるか?」
ハゲは窶れていた、貧相で哀れになるから偉そうにしててくれ。
「いえ、さっき境界から戻ったところです」
「そうか、端的に話すぞ。辺境伯領に隣国が奇襲してきた、辺境伯は負けた、国はこの地を切り捨てて戦争を終わらせた、今は敵国が略奪に回っている、というのが生き残った貴族の話だ。この地を守るための兵を募集している」
「!!」
喜んでいいのか分からない、だが。
「ここは辺境の端っこだ、略奪に旨味はないだろう。だがここに生き残りの貴族が集まってしまった、ここまで来る可能性はある。戦う気があるなら貴族の所に行って兵士になれ」

俺は死に場所を手に入れた。娘っ子を守るために戦って死ねる場所を。

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